高度情報処理技術者試験の午前Ⅰを1週間で仕上げた話

仕上がった。自己採点で22/30問なので、おそらく大丈夫だったと思いたい。

ただ1週間(と言ってもほぼほぼ休日が丸々2日ほどだが)はけっこうきつかったので、計画的なスケジュールで勉強するべき。

経緯と対策方法を備忘として。

スペック

まずは受験した私のスペックを。

  • IPA資格は10年前に取得したITパスポートが最後。応用情報はおろか、基本情報すら受けたことが無い
  • 電気通信主任技術者や第一級陸上無線といった、いわゆる通信系の資格は持っている。取得からは5年ほど経っている
  • 実務では電気通信系はおろか、インフラ系、セキュリティ系、データベース系、プログラミング、コーディングなどは一切なく、半ば総務や事務といった毛色が強い。したがって技術系の実務経験はほぼほぼない。
  • 大学での専攻は電電系だが、その当初の記憶は大学のキャンパスに全て置いてきた

こう、IT系のワードは聞いたことあるが、それが何かはよくわからないといったくらい。

仕事の中で触れることもあまりなければ、休日に趣味や自己研鑽でIT的なものをやっていたかというと、全然そんな感じではない。

午前Ⅰだけ受けることになった経緯

実際の勉強量などを早く知りたい方はまで読み飛ばしを。

データベーススペシャリストの一発取得を目指そうとしたものの、申し込んですぐの時期にプライベートのゴタゴタがあったりとかで時間が取れず。8月にして早々に捨てることとした。

そして時が経って10月5日(土)の晩。そういえば申し込んだデータベーススペシャリスト、そろそろやっけなと思い出す。

午前Ⅰだけは科目合格ありで、取得から以降2年免除になる事はなんとなく知っていたので、そこだけでもとっておけば来年受けるとき楽になるかと思い、一か八かで対策することに。

対策

どのように対策したかというと、方針は以下のサイトを参考にした。

応用情報技術者試験の午前試験を3年分、計6回分を丸暗記するというやり方。直近1年半分は出ないということなので除外。

私が受験するのは令和6年秋だったので、

  • 令和4年秋
  • 令和4年春
  • 令和3年秋
  • 令和3年春
  • 令和2年秋
  • 令和元年秋

をターゲットにした。(令和2年春はコロナで試験なし)

参考にしたサイトはこちら。

応用情報技術者過去問道場🥋

お世話になっている方も多いであろう『過去問道場』

ここのサイトで応用情報技術者試験午前試験の過去問をひたすら解き続ける。

1回あたり80問。6回で480問。

一気に480問くらい解くのは気力が続かないので、試験一回の80問刻みで進めていったほうがいい。

ポイントとしては、もはや内容で覚えないこと。

この問題文が来たらこの選択肢、みたいな感じで覚えていく。

無論、内容が何も身についていないことになりかねないが、高度情報処理午前Ⅰは本当に問題文と選択肢まるまる同じで出題されるものが体感3,4割くらいなので。

午前Ⅰはまず引っかからないことが目的かと思うので、とりあえずはまずこの480問を覚えきる。

というかこの480問を解いている中でもまれに『問題文も、選択肢も順番含めて全く同じ問題』が出てくることもある。

とりあえず過去問道場で過去問をスマホで解き続け、問題と解答(選択肢がアイウエどれかで内容無視で)を丸暗記。以降、解説とか解答の語句を見て、これはこういうことかとやんわり覚えていけば定着率が上がっていく。

スケジュール(実録)

実際に私が自己採点で22/30問をとった令和6年秋(受験日は10月13日)の午前Ⅰ受験の実録スケジュールを。

10月5日(土)

受験を急に思い立った日。

とりあえず過去問道場で1回分だけ解く。

  • 令和4年秋(1回目)

また、1回分→全問解いて、間違ったところを再度全部正解するまで解き直し、としている。

(以降も同様)

10月6日(日)

一気に4回分解いた。少しダラダラしたのもあったが、昼すぎから晩まで全部これで時間が潰れたのでなかなか。

  • 令和4年春(1回目)
  • 令和3年秋(1回目)
  • 令和3年春(1回目)
  • 令和2年秋(1回目)

確か令和3年春くらいで、別の回で見覚えのあるどころか全く同じ問題が出てきて、ほんまに全く同じで出てくることもあるんかと思い、過去問丸覚え作戦は有効であると確信が強まった。

10月8日(火)

平日は仕事がしんどく全く勉強のモチベがわかないため勉強時間ゼロの予定でいたが、1回やったやつならいけるかなと思い通勤中や帰ってからちょっとだけ時間とって進めた。

1回目を解く労力よりだいぶ軽く感じた。

  • 令和4年秋(2回目)

10月9日(水)

この日も2回目を解くなど。

  • 令和4年春(2回目)

10月12日(土)

木曜に偉い人たちとの飲み会で過剰なアルコール摂取をしてしまい、次の日含めて勉強どころでなくなってしまった。非常に痛いなと思い、この日も昼過ぎから寝るまでずっと向き合う。

もう4回分解いているため、1回目の回でもなんとなくわかる問題が増えてて、初見でも正答率50%とかまでなった(前の週に解いた令和6年秋は初見正答率30%くらい)

この日は解き続けて就寝は21時くらい。

  • 令和2年秋(1回目)
  • 令和元年秋(1回目)
  • 令和4年春(2回目)
  • 令和3年秋(2回目)
  • 令和3年春(2回目)
  • 令和2年秋(2回目)
  • 令和4年秋(3回目)
  • 令和4年春(3回目)
  • 令和2年秋(2回目)

10月13日(日)

試験本番。起床は2時。睡眠時間は5時間で普段より全然足りていないが、今は詰め込みのほうが大事(試験終わったら寝るの精神)

3時からスタート。途中で始発に乗って会場近くのマクドに入るが、その間もずっとスマホで過去問道場。

  • 令和元年秋(2回目)
  • 令和4年春(3回目)
  • 令和3年秋(3回目)
  • 令和3年春(3回目)
  • 令和2年秋(3回目)
  • 令和2年秋(3回目)
  • 令和元年秋(3回目)

全部過去問回したあと、会場には集合1時間前についたので、計算問題のところとかのロジックを過去問道場の解説をぼんやり見ながら復習。そして受験。

3割くらいの問題は選択肢の並び含め、全く同じものを見たことある、という具合だった。

そして残り3割はなんとなく似た問題を見たことあるような、という感じ。

その他4割はよくわからず。

ただ中には、問題文で聞かれていることの内容を全然知らずとも、文章をよく読めば正解を当てられそうな感じの問題があった。AI関連の問題がそんな感じだった気がする。

ちょっと失敗だったなと思ったのが、計算問題を完全に選択肢ごと丸暗記で覚えていたが、見直しの時間で違う気がしてきて、持っている知識をもとに再度計算し直し、解答を書き換えてしまったこと。

結果としては、丸暗記で覚えたものが正答だった。

中途半端はダメということがわかった。計算問題のところは、理屈で解くならちゃんと勉強が必要。

という感じで冒頭書いた通り、正答は22/30問だったため、おそらく合格ラインは超えているかと。

結果が返ってくるまでなんとも言えないが、まあ受かったであろうということで一安心。

個人的に、高度情報処理技術者試験の午前Ⅰは『受かるだけなら1週間かからない』という感触。

なんとなくこのあたりの資格を近いうち(数年後とかそんなレベル)受けるかもな~という感じの展望があるなら、とりあえず午前Ⅰだけは詰め込みで合格しておけば、狙っている試験のクリアに繋がりやすくなるかもしれない。

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